2013年04月19日
AFM Deditorialでデビット・フィッシャーがモデリングコンテスト参加者にアドバイスをしています。
彼はアメリカで多くのモデリングコンテストの審査員をしているので、
審査員からの基準を熟知していると思います。
デビットからの8つのゴールデン・ルールです。
コンテストに出展するしないは別として模型を作るにいたってデビットのアドバイスがなにか参考になる部分もありますので、簡単に抜粋しました。
#1 何か特別なものを
簡単に聞こえるかもしれないがジャッジは予期しない事に目をひかれる傾向があり、
改造、ベース、ジオラマなどストレート組みではなく特別なものを作る事。
ストレート組みのキットではコンテストでゴールドを勝ち取る事は難しいといっています。
#2 しっかりとした準備
コンテストでたくさんの素晴らしい塗装のされたキットと出会ってきましたがモデリングスキルの乏しさにその期待を裏切られた事も多々あるようです。
ジャッジは組立スキルも見ています。アーティングラインがちゃんと処理されているのか、パテ埋め、ペーパー掛け、接着剤のはみ出しそしてモデルがまっすぐ立っているか(傾いていないか?)などのバランスもモデリングテクニックとみなしており、
それらがしっかりとできていなければモデリングテクニックが乏しいと判断するようです。
#3 題材へのリサーチ
表現はモデリングの一部です。
ペイントするキャラクターを上手く表現したいならそのキャラクターを良く知る事が大事だそうです。
#4 大きいジオラマがいつも良いとは限らない
ジオラマとは見た瞬間にそのストーリーがよみとれたり、その空間、時間を閉じ込める表現であり、
できるだけサイズダウンをしてコンパクトにまとめる事を推奨しています。
ジオラマでストーリー性がなくてはいけなく小さな構成でストーリーを伝える事をしっているモデラーはジャッジに
感動を与えます。言い換えればジオラマでは余計なもの省いて最小限で表現できるスキルが必要です。
#5 全てペイントする
これは難しい事ではなく最初のルールです。
ジオラマの構成においてペイトが強い印象を与えます。
フィギアは丁寧にしあげてもジオラマの小道具、草など買ってきたものをそのまま使用してはごまかす事をしないようにした方がよいです。ジャッジに減点する理由を与えてはいけないです。
#6 スケールを合わせる
例えば1/8のノスフェラトゥーに1/6のネズミを付けるとコミカルなジオラマになります。
#7 ジオラマをしてはいけません!
今なんと??これだけジオラマについて書いてきたのに今さら何をいっていると思いの方もいられるでしょう。
ですがジオラマをするにあたってフィギアのフィニッシングとジオラマのクオリティーのバランスがなければいけません。
ジオラマのスキルが上手くなければジオラマをする事をスキップすべきです。
#8 運搬中の破損
これは誰にでも起こりえる事です。
もし運搬中に破損事故があった場合、破損したままコンテストに参加しますか?
大した事のないマイナーな破損であれば、原点対象にはなりませんが、
メジャーな破損なら修理が必要になりますので、瞬着、塗装具などは用意した方がよいです。
もしそれも出来ない場合はエントリーシートにその理由などを書くなりする事を薦めます。
決してそのまま出さないようにしてください。