2016年07月14日
Zero [Fighter Robot]
今回インダストリアメカニカの新作は日本でご活躍されているモデラーのニシムラ・ミツタケ氏のスクラッチモデルです!
私もこの新製品をつくるにあたり少しお手伝いさせていただき大変光栄に思っております。
インダストリアメカニカのマイケルもネットでニシムラ氏のZEROを見た瞬間
「インダストリアメカニカから絶対商品化したい!」と思ったそうです。
モデラーの中ではニシムラ氏はよく知られた存在ですが、
ホライジングで紹介させていただいております分野とは少し違うのでこれを機会にまた広がりができればと思います。
ニシムラ氏にプロフィールをいただきましたのでご紹介をさせて頂きます。
ニシムラ ミツタケ
京都府生まれ。
80年代をロボットアニメ好きな少年時代を過ごし、ネットゲームの影響でガンダムの立体物に興味を持ち2003年に模型製作を始め、コンテスト、展示会や作品展などで作品を発表するようになりました。
その後、模型イベントの開催に関わったりもしましたが、自分だけの作品を求めて自身のアレンジやデザインによる作品をフルスクラッチで製作するようになりました。
徐々に創作性の強い作品にシフトして、現在は『原作のない可愛げのある創作』にこだわった作品作りを続けています。
2016年冬にはオリジナルの創作物でワンダーフェスティバルに初参加しました。
発売はWF参加のアイテムより後になりましたが今回リリースされるZEROが初めてのガレージキット原型です。
『稚拙でもオリジナルな物を』 を模型的なモットーにしています。
今回ZEROを作ったのは、小説『永遠の0』やゲーム『艦これ』などで旧日本海軍に興味が湧いたためです。
以前から日本人モデラーなのだからいつか戦艦大和とゼロ戦は作りたいと考えていましたが、その頃には『自分の作品はオリジナルデザインの物でなければ』という思いも強くありましたのでゼロ戦をモチーフにしたロボとしてデザインしました。
当初、ゼロ戦のプラモデルから部品を使って製作することも考えて1/72から1/24まで各スケールのキットを買い集めましたが、結局自分のデザインに合うパーツは無く、エンジン以外のパーツをスクラッチで製作いたしました。
そのエンジンのパーツもガレージキット化するにあたって作り起こしています。
デザインや造形としての拘りは、モチーフが明確である事と、モチーフのデザインに引っ張られ過ぎない事です。
ゼロ戦にこだわり過ぎるとロボとして魅力が薄くなるし、ゼロ戦の記号が少な過ぎるとゼロ戦のイメージが薄くなるという所のバランスが難しかったです。
また、ゼロ戦の強さと引き換えの危うさというアンバランスなイメージを意識しています。
過去の作品のお写真も頂きました。
今後のご活躍応援しております。