2014年06月03日
先日はウィンザー&ニュートン シリーズ7 ミニチュアの筆を紹介させていただきましたが、
今回はマイクロマークのドライブラシを紹介させていただきます。
ドライブラシ塗装した際思ったより色がベッタリ付いたという経験されたことはないでしょうか?
それはきちんとしたブラシを使用していない証拠です。
(怪物屋さん曰く最初にだしたのがマイクロマークらしいです。)
ドライブラシ法とは筆に塗料を付けその塗料をいったん拭き取り、筆に残った塗料を塗装面に擦り付け凹凸を際立たせ、ハイライトに引き立たせる塗装方法なので筆の事はあまり気にしていない方も多いと思います。
私自身平筆の毛を短くカットしてドライブラシに代用していましたが、それは本当のドライブラシ法ではなかったのです。
安易に考えていたのですがそれは間違えなのです。
ドライブラシに一番重要なのはコシ。従来ドライブラシと言われ市販されている筆でも見た目はドライブラシのようにみえても
その肝心のコシがないものが多いように思われいます。
本来ドライブラシとは筆のコシを使って塗装面に色を擦り付けていくので、普通の筆ではその効果が得られません。
今まではただ色を擦りつけていた事にマイクロマークのブラシを使って初めて理解できました。
左が平筆の先をカットした物 右がマイクロマークのドライブラシです。 一見色が違うが形も同じのようです。
乾いたままで両方の筆先を確認します。
コシはありますが、一本一本の毛の跳ね返りが弱い感じです。
毛の一本一本にコシがある感じです。跳ね返りがすごくあります。
水分を含ませて筆の違いを比べます。
平筆:拭き取った後ですが、筆先が割れています。
マイクロマーク:水分を拭き取った後も筆先はそろっています。
軽く押し付けて筆の跳ね返りを確認しましたが、腰があまりありません。 根元から曲がっています。
一方マイクロマークのドライブラシの方はかなり腰があり筆の真ん中くらいから曲がります。 跳ね返りが違います。
本来ドライブラシ法とは擦り付けたストロークの後から色がついていくのが綺麗な明るさの表現ができます。
皆さんもいちどこのドライブラシを試してみてください。