2014年04月15日
ニューマン、マクベイは以前訪問時にも紹介したのですが、 クンツは今回が初めてなのでもう少し工房の方を紹介します。
現在はオートマチックフィギア(からくり人形)の制作をしていますが、 その工房がこちらです。
まるで時計職人の工房のように切削機械、細かいパーツ、工具がズラリ!



細かく分けられた歯車、ギアの数々、オートマチックフィギアの動きをスムースにするためには市販のギアでなく納得いく動きになるよう自ら真鍮板から削り出します。 妥協を許さないパーツづくり

クンツ氏曰く気が遠くなるような作業と言うほど細かいパーツが分類させていますが、意味がある分け方なんでしょう。

図面です。事細かに書かれています。 マクベイ氏にしてもこのスケッチがすごく丁寧に描かれています。

これご存知の方もいると思います。 ジオメトリックのスタートレックソフビのスケッチです。
これもらっちゃいました!



ロックバンドのライブの舞台セットなど↓

Chavantです! クンツ氏も使っているのですね。
クンツ氏もやはりChavantのキメの細かさ、
伸びがよいとChavantのフォーミュラーを好んで使用しているそうです。
これはDaVinciですので硫黄が含まれているのシリコンによる複製は向いていませんが、
ホライジングでも取り扱っております。(現在在庫切れしてます。)











↓も20数年まえにオートマチックフィギアを試みたようですが、そのままお蔵入りになったそうです。



ボディはマジック・スカルプでつくってあります。

こんな物も見せてもらいました。
10歳の頃の作品だそうです。

↓18歳の時にはすでにこのレベルです。 スクラッチです。




本人曰くダメージ表現がすきだそうです。
飛行機もメチャクチャ好きで、正確に再現するには本物の設計図がいるとこんなものまで持っています。
本物の飛行機の設計図。
「こんなものどこで手に入れたのですか?」と尋ねたところマイク・グッドから譲り受けたとの事。
H「あのマイク・グッドですか?」 K「そうそのマイク・グッド」との事。
ミニチュア・フィギア界では有名なあのマイク・グッド氏です。
クンツ氏に仕事を依頼するクライエントや彼の趣味で出会う人の名前には数多くの有名人が出てきます。
こんな物もみせてくれました。


クンツ氏も最初はアートの勉強をしてイラストレターになり、
このようにTシャツにペイントする仕事をしていたそうです。
その後原型をはじめジオメトリックや他のガレージキットメーカーの仕事などを手掛け、
現在のオートマチック・フィギアのマイスター(アーティスト)になったようです。
まさにクンツ氏もレジェンドです。